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| 岐阜高島屋の閉店後の大問題 vol.1 |
NO.091 |
岐阜にお住まいの方は一度は行かれたことがあるであろう「岐阜高島屋」が今年7月末日を持って閉店となるそうです。
開店は1977年だそうですので実に46年の歴史に幕を閉じるということになります。
現在では岐阜県内で唯一の百貨店だったそうです。
ところで今回の岐阜高島屋の閉店に関しては様々な問題が残っているのはごぞんじでしょうか。
時系列で確認すると・・
・百貨店業界自体の売上低迷
・1Fバラの広場部分も店舗化し無印良品などを誘致
・一旦は売上を落ち直すも再び低迷
・2019年、建物所有者との交渉により家賃を大幅減額してもらう
（年間6億円→1.5億円まで減額）
・建物の老朽化で設備更新費用32億円必要
・その負担を建物所有者に求めるも交渉決裂
・契約更新せず閉店決定
しかし当事者のみならず、柳ケ瀬商店街はじめ市民にも影響のでてくる問題が生じます。
2019年に家賃大幅減額の際に地主側と高島屋側で、撤退時には更地にして返却する合意があったといいます。
建物撤去費用は10億円以上との見積りだそうですが、これを高島屋側が拒否。
設備更新を拒否した地主側が負担すべきと言い出したそうです。
実は柳ケ瀬には過去にも似た苦い経験がありますね。
2002年に岐阜高島屋の少し東に9F建ての「長崎屋」が閉店し現在も廃墟となった建物がそのまま残っています。
こちらも閉店から20数年経過し建物は老朽化、結果、岐阜市がまちづくりの一環として地権者から購入する流れとなっているようです。
平たく言えば、岐阜市民の税金で購入し更地にして皆の憩いの場としましょう、といったところです。
今回の岐阜高島屋の問題、第二の長崎屋とならないよう願いたいものです。
この問題については第二弾では、法的にどうなるかを考えてみます。
2024．07．05
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