今月1日、岐阜新聞にこのようなニュースが掲載されました。
===引用===
岐阜市は30日までに、新型コロナウイルス対策の一環で、市内全ての小中学校生、特別支援学校生に1人1台、タブレット端末を貸し出した。普段の授業のほか、家庭へ持ち帰ってオンライン学習に活用し、再び休校となった場合も学びの機会が保てるようにしていく。
全ての小中学校の児童生徒へのタブレット端末の貸与を、新型コロナ対策としては県内で最も早く完了した。市教育委員会によると、貸与するのは計約3万2千台。全国の自治体でオンライン学習の環境を確保するため、タブレット端末を導入する動きが加速する中、同市は6月にNTTドコモと教育の情報通信技術(ICT)の推進に関する連携協定を結び、円滑な導入を実現させた。
中学3年生と中学校教諭には6月に貸与を完了しており、今月から小学1年〜中学2年と特別支援学校の児童生徒に配り始め、30日に完了した。同市鷺山北町の鷺山小学校では、児童たちが学級担任からタブレット端末の入った箱を受け取り、初期設定を行った。6年生(12)は「インターネットの正しい使い方を学び、調べ学習に生かしたい」と話した。
===引用ここまで===
当教室の生徒(高校生)も授業の際は昨年からタブレット端末を持ってきて、その中に学校からの宿題をもらってきています。
ひと昔前の常識と現在の常識の違いに驚かされることもしばしばです。
私たち親世代が子どもの頃は「教科書は全部持ち帰りましょう」と言われました。
しかし現在は「家庭学習で必要のないものは学校に置いていきましょう」と言われます。
特に成長期の小学生に重たいランドセルを担いで、学校によっては小一時間歩かせるのは、発育の上でよろしくない、という理由だそうです。
また私たち親世代は「テレビゲームは時間を決めて」「パソコンの時間は制限」が常識でした。
しかし現在は国を挙げてIT導入を推進し学校でタブレット端末が配布されるまでになりました。
ランドセルの件しかり、子どもの健康を考えれば昔よりも今が正しいと言えるのではないでしょうか?
常識ばかりに捕らわれないで、何が正しいのか、子ども達のためにはどちらの選択がより良いものかを大人が考えなければいけないと思います。
タブレット=ゲームやインターネット、YouTube。
そんな固定概念も捨てきれないのもわかります。
しかし、例えば。。
クラスや学校でのアンケート実施をおこないたい際に、匿名であれ記名方式であれ一斉に投票することも可能です。
お休みした子に近所のお友達がプリントを届ける、なんてこともタブレット端末に配信すればすぐに終わります。
全校集会も炎天下や寒空の中、長々と校長先生のお話を聞くこともなく(校長先生すみません)、教室でタブレット経由で聞けばよいでしょう。
他校の生徒とのリモート討論や交流会も可能になります。
考えればいくらでもメリットはあるんです。きっと私たちの想像もしなかった便利な使い方も考えられていくことでしょう。
これから数年、世の中の常識は大きく様変わりしていくことはまちがいありません。
デジタル改革担当に平井卓也大臣も選任され、行政改革担当の河野太郎大臣は早速「脱ハンコ」を打ち出しています。
数年間は特に情報には敏感になっていかないと、気が付けば浦島太郎状態?にもなりかねませんね。
2020.10.09 |