岐阜の高校入試に強い家庭教師！ 大学生家庭教師センター更新情報

最初に一番の問題点。
プログラミング教育をする先生は、専門の教員ではなく、他の科目も教える小学校の先生たちです。当然、プログラミング経験がない先生も多いので、必修化に向けた研修をするなどの準備が必要です。
にも関わらず、2020年1月時点ではありますが、「すべての学校で教員１人以上が研修などを実施済みの都道府県は、７県のみ」だそうです。

2つめに環境の問題。
コロナ渦でも話題になりましたが、リモートワーク。（仕事だけでなく学校の授業なども含め）
いざ始めてみると、動画の送受信がスムーズに行えるほどのネット環境が整っておらず、またスマホやタブレットで行うには通信料が膨大になるなど、様々な問題も指摘されました。

都市部での回線速度はある程度確保できたとして、地方や過疎地域までくまなくその回線が確保できるかというと、かなり多くのハードルがあるように思います。
義務教育である以上、都市部と地方で差があってはいけません。

昨年（2019年）12月には一人一台のPCまたはタブレットを配布すると閣議決定され、2020年より順次導入されつつあります。
すべての小学校にWi-fi 環境を整えることはそれほど難しくはないかもしれません。
しかし今後はタブレット端末を家に持ち帰り、宿題などをタブレットで行う（現に多くの私立高校では導入済み）形式では、家庭ごとの回線によっては困難な場面も想定されます。

3つ目の問題。
予算面。
上記の通り2020年よりPCやタブレットが一人一台導入されますが、買って終わりではありません。
今後もOSのアップデート、セキュリティソフトの更新など継続的に予算がかかります。


以上、まだまだ問題の多いプログラミング授業ではありますが、そこへ向かっていくことは確定しています。
問題が多いからやらない、ではなく、問題を克服しながら進めていかなければいけません。
まさにプログラミング授業そのもののような気もしますが。。（笑）

次回、あと1回だけ、プログラミング授業に触れたいと思います。